3D-CADを駆使して自動車部品の形状を検討。
私は現在、大手自動車メーカーで、溶接ロボット工程の3D検討シミュレーションと、自動車部品の製品検討シミュレーションを行なっています。製品検討シミュレーションでは、設計者が考案した部品の形状に対し、製品が生産ライン上で問題なく生産組付けできるかどうか、市場に出たときに異音や水漏れ等の不具合が発生しないかなどを検討し、問題が発生しそうな場合は解決策を考え、形状変更の提案をします。実際に実物の製品を何度も作り直すのは時間もコストもかかりますが、3D検討シミュレーションすることで事前に問題点が発見でき、より品質の高い製品を短期間・低コストで作ることができます。
自分が考えた新しい形状が製品になり、世に出る喜び。
時代の変化とともに、車に求められる技術も変わってきています。たとえば交通事故から人を守る安全性の向上や強度の確保。つい最近も、法律が変わったことで新規追加する部品の開発に携わったのですが、これまで作ったことのない新しい形状で、しかも強度を今までよりも高めつつ軽量化しなければならないため、製品開発は困難を極めました。最終的には私が考えた形状案が採用され、大きな達成感を感じました。製品検討シミュレーションの仕事は奥が深く、難しいけれど、すごくおもしろい。何年か後に発売される新車の開発に携わるというワクワク感もあります。
いずれはエフエー・ネットの主力になり、チームを引っ張りたい。
大好きな車に関わる仕事をしたいと、大学卒業後にモータースポーツの専門学校に入学。その後レーシングカーの部品を扱う企業を経てエフエー・ネットに入社しました。自動車産業の最先端で仕事ができ、毎日が充実。他社の方々との交流も多く、車に関わる様々な分野の最新の情報にふれられることも仕事のやりがいになっています。溶接ロボット工程の3D検討シミュレーションは3年、製品検討シミュレーションは携わってまだ1年半ですが、もっとスキルを磨いて、この道のスペシャリストになるのが今の目標。私が先輩方にしてもらったように、培った知識と技術をこれから入ってくるみなさんに伝えたいと思っています。エフエー・ネットはまだまだ伸びしろのある会社です。一緒に当社の技術を世界に発信していきましょう。